LMIに基づくNon-Fragile Contorller設計法

制御対象の不確かさのみを考慮し、制御器は完全に正確であるとする

従来のロバスト制御理論の欠点を補うため、制御器実装の不確かさを

考慮した制御系設計手法(Non-Fragile Contorller設計法)を提案する.

これにより、実装時のコントローラ誤差に対処できるばかりでなく,

センサ,アクチュエータ精度の不完全さをある程度許容することによ

り,部品調達コストや保守コストを削減し,製品単価を抑えるといった

運用も可能になる.

 本研究では,LMIに基づくNon-Fragile Contorller設計法を提案し,

いくつか基本的な考察を行った.